夢見

虹の舞闘団が旅をしていると、いつの間にか増えていた八人目のメンバー。七つ子ではないが団員としての暗黙のルールを満たしているので、特に誰も気にせずいちメンバーとして扱われている。彼女の衣装は彼女自身が用意したものであるが、衣装担当の六女をして完全なる模範を言わしめるほどの出来栄え。

人間と魔獣のハーフ。人間からも魔獣からも迫害を受けずっと孤独に生きてきた。普段は物静かで冷静なタイプだが魔獣への強い憎しみを秘めておりすべての魔獣を抹殺すべく岩をも砕く豪拳を振るう。

いつも走り回っている元気印の魔法使い。大賢者と呼ばれた魔法使いの孫だが見るだけで祖父の魔法のほとんどを覚えてしまった天才児。ただあまりにも世間知らずで力の使い方を知らないため祖父から見聞の旅を命ぜられている。

闇と死の力を追求する魔法使い。過去の記憶がなく傷ついた顔を仮面で隠し他人を寄せ付けようとしない。研究の邪魔をされたくないため単独行動を好む。

ヒーローになることを夢見る自称エルジオン防衛隊の隊長。書物に影響され『ヒーロー』に憧れているがそれがどういったものでどうすればなれるのかよくわかっていない。基本能天気で細かいことを気にしない性格だが単純なためしばしば面倒に巻き込まれる。

海の向こうからやってきた元気いっぱいのカンフー娘。行方不明の父親を探すため日夜騒動を引き起こしている。父親からもらった超重量のぬいぐるみを大切にしている。直情的な性格とは裏腹に流れるような体術を駆使する。

虹の舞闘団と呼ばれる七つ子姉妹の長女。冴え渡る刀の腕を活かし、舞闘団では戦闘頭をつとめる。東の国の文化に傾倒しており、その武術を学んだ。一日一回の座禅を欠かさないようにしているが、面白がった四女と六女にちょっかいを出される。凛とした立ち振る舞いゆえ、旅先で若い女性から想いを寄せられることもあるという噂。

バルオキーの鍛冶屋のひとり娘。明るく活発な性格の女の子でみんなに笑顔を振りまく元気っ子。鍛冶屋の娘らしく究極の武具を作るのが夢でハンマーを手に家を抜け出しては素材集めの冒険を繰り広げている。

北の氷海を縄張りにしていた女海賊。所属していた海賊団が解散したためひとりでこの大陸へとやってきた。その目的は失われた海賊の秘宝を手に入れること。男勝りな性格で非常に酒好き。酔ったふりをして他人をからかったりする。

好奇心のままに世界を旅するハイランダー。元はアクトゥールの巫女の家系だったが見聞を広めるために出奔。冒険者として生計を立てている。大雑把な性格で細かいことに頓着しない。色恋の話には免疫がまったくない。

大陸を治める七代目ミグランス王のひとり娘。可愛らしい外見とは裏腹に父王の才覚をしっかり受け継いでいる。特に剣の才能は王宮警護隊の騎士たちと比べても遜色がない。幼少の頃から城内で過ごしてきたため世俗の常識に欠けている。

王都ユニガンの神殿に仕える神官見習いの少女。幼い頃より厳しい修行を続けてきたため見習いながらひと通りの回復魔法を使いこなす。猫が大好きで見かけるとついナデナデしてしまう。