冥

エルジオンのIDAスクールに通う学生。校内でもトップを争うほどの才女だが性格は生真面目かつ堅物。未来では絶滅したと言われている長命種エルフ族の血を引いており人より長い寿命を持つ。独りで長く生きてきたため他者と関わるのを避けがち。そのせいで感情の機微などが乏しい。

IDAスクールに突如として出現した氷の異世界で行動を共にすることになった白髪の青年。常に鋭い眼光と険しい表情を崩さない一匹狼だが根は優しく熱い性格のよう。ヤミリンゴを食べ氷の異世界に飲み込まれた少女を助け出したいという強い意志を覗かせる。

その王国最強と噂される放浪の格闘家。ユニガンにある格闘術を伝承する一門の正統後継者だったが己の技を究めるために出奔した。以後自由気ままな旅を続けている。飄々として自身の塊のような性格だがそれを裏付ける実力を備えている。美しいものを何より愛している。

魔剣士を名乗る謎多き女性。どこか神秘的な暗い影を漂わせている。ミグランス王宮騎士団に所属しているが正式な騎士ではなく傭兵という立場。目覚ましい武勲を挙げている反面手段を選ばないため黒い噂が絶えない。聖騎士のアナベルとは犬猿の仲でお互い顔を見ただけで頭痛がするという。

電子弓を武器に依頼をこなす『仕事人』。請け負った仕事は必ずやり遂げるプロフェッショナル。身体の多くを機械化しており正確無比な一撃を放つ。元々軍人だったが合成人間との戦いで軍から離れることになった。

闇と死の力を追求する魔法使い。過去の記憶がなく傷ついた顔を仮面で隠し他人を寄せ付けようとしない。研究の邪魔をされたくないため単独行動を好む。

虹の舞闘団と呼ばれる七つ子姉妹の長女。冴え渡る刀の腕を活かし、舞闘団では戦闘頭をつとめる。東の国の文化に傾倒しており、その武術を学んだ。一日一回の座禅を欠かさないようにしているが、面白がった四女と六女にちょっかいを出される。凛とした立ち振る舞いゆえ、旅先で若い女性から想いを寄せられることもあるという噂。

合成人間。年齢的には20代なかばという設定で設計された。合成人間の開発当初エルジオンの天才科学者クロノス博士によって制作された特殊モデルであり精神的にも非常に人間に近いレベルに達しているとされる。冷静沈着でクールな性格。人間との共存の道を捜したいと考えている。

しがない木こりを自称する青年。携えた斧はどう見てもバトルアクスだが本人は木こりの仕事で使うと主張する。鍛えられた肉体と鋭い眼光からただ者ではないことは疑いようもない。普通の暮らしを営むことに普通ではないこだわりを持っている。

古来よりの希少種ダークエルフ族の青年。数年前にふらりと王都に現れユニガンの騎士団に所属した。あまり表に姿を現さない謎多きダークエルフ族がなぜ騎士団に志願したのかは不明。騎士としての務めは果たしているものの王都での単独行動が目立つ。

博愛を是とする神官団の一員。大柄な体躯と膂力を持つ苛烈な戦いぶりは「サラマンダーのように熱い男」と仇名されるほど。だがその信仰と情熱のままに行動するため基本空気が読めない。

16年前赤ん坊の時に月影の森で拾われたアルドの妹。警備隊のパトロールに出かけるアルドに毎日手作りの弁当を作ってあげる。寝起きが悪いアルドを起こすのも日課。本人いわく怒らせるとちょっと怖い。